どの着物・帯を組み合わせるか、頭の中にあるイメージを何度も試しながら決定していきます。すぐ決まる組合せもあれば、なかなか決まらないものもあります。そんな時は一旦保留。頭をクールダウンしてから後日組合せを決定します。
プレス作業での収縮率を計算しながら大きめに裁断します。硬さや厚みなど異なる数種類の芯地もそれぞれのアイテムに合わせて粗裁断していきます。
芯を貼り終えた状態でやっと本裁断。柄を見ながら型紙を合わせ何度も確認しながら裁断していく、とても緊張する作業です。内布もアイテム別に裁断します。
バッグの口部分や持ち手、クラッチバッグの端などをアイロンで折り目を付けていきます。ここでもシミや汚れを確認しながら気になる部分のしわを伸ばします。
サスティナブルの観点から、ブランドタグには本革ではなく“人工レザー”を使用。アトリエ1階の革工房の裁断機をお借りして、どんどん型抜きしていきます。その後箔押機でブランドロゴを素押し(型押し)し、ブランドタグが完成。
アイテムにより職人さんに職出しするもの、アトリエで製作するものに振り分け、アトリエでは工業用ミシンで縫製していきます。
裁断する場所により柄の出方が異なり、どの製品も1点物となります。少しでもニュアンスが伝わるよう撮影しています。過去からの長い旅を経て、アナタの元へ旅立ちます。